でも、本当にこっそりと自分の裸を覗かれる事には、
正直言って他では感じられない気持ち良さを覚えます。
ただし、それには条件があって、彼氏に覗かれるといったある程度
お互い裸を見る事を暗に了解しあった相手に見られる事では、
それ程の気持ち良さは感じられません。
お互いに暗黙の了解なんか全然無くて、私は覗かれている事を知っているのに
相手は覗いている事を私に知られていない、と信じきっている覗きに限って、
私は深い快感を得る事が出来るのです。
普段の私は、
夏でも他の女の人の様な露出度の高い服はほとんど着ませんし、
ミニスカートさえも履いた事がありません。
むしろ、
街中で自分の肌や身体の線を見せびらかす事には抵抗を感じます。
そういう意味では、
私は露出狂ではないと思います。
ただ、
その反面、
私は露出度の低い、
ガードの固い服を着ながらも、
下には何も下着を着けていない、
といったシチュエーションが大好きなのです。
本当に心が昂ぶっている時などは、
パンティーもブラジャーも着けず、
おとなしいデザインのワンピースを一枚だけ素肌の上に着て出かける事が良くあります。
その時の私は、
街ですれ違う人に「見て、
見て、
私のオッパイやお尻、
オ○○コを見て」と心の中で言いながら、
街を歩いたり、
電車に乗ったりしています。
そうしてるうちに、
ワンピース一枚の下は何も着けていない私の身体は熱くなり、
いやらしい雫が太股の内側をつたう事さえあります。
つまり、
私は見せない様にしながら見られるのが好き、
というちょっと変わった露出狂?なのです。
私が、
自分の中にそんなひねくれた願望を持っている事に気づいたのは21歳の時でした。
その頃の私は短大を卒業して、
今の会社で働いており、
ワンルームマンションに一人暮らしをしてました。
部屋は3階で隣の部屋には大学生の男の子が一人で住んでいたのです。
恥ずかしい話ですが、
私はお風呂から上がると、
暫く何も着ないでドレッサーの鏡に自分のヌードを眺めたりするのが好きで、
一人暮らしの気軽さから、
いつもお風呂上がりには自分のヌードを鏡に映して、
自分の身体を観察しています。
とはいっても、
うっとりする訳では無いので、
ナルシストではないと思います。
今考えると、
たぶん、
自分一人で覗く側と覗かれる側の一人二役を演じて楽しんでいたのではないかと思います。
事実、
鏡に映る自分のオッパイやお尻、
アンダーヘアーを見ていると、
時々むずがゆい様な感覚を覚え、
それをきっかけにオナニーをしてしまう事もよくありました。
ある日、
私はいつもの様にお風呂上がりに裸のまま、
ドレッサーの前に立っていると、
自分のヌードを写している鏡の奥に、
ふと人の視線を感じたのです。
気のせいかとも思いましたが、
私の鏡の端にベランダのガラス戸の一部が写っていたので、
もしかしたらという思いも否定しきれませんでした。
勿論、
ガラス戸も閉めてあり、
カーテンも引いてあったのですが、
カーテンの端のところにほんの少しだけ隙間ができていたのです。
その隙間から誰かの目が覗いている様な気がしてならなかったのです。
その時、
私が感じた事は、
恐怖や嫌悪感、
それにそこから覗いているかもしれない視線に対する非難や軽蔑とはまったく違う感覚でした。
誰かが覗いているかもしれない、
と思ったとたん、
それが事実かどうかも分からないのに、
私はなんとも言いようのない甘い緊張と陶酔を感じ、
なにか身体の内と外から熱い、
痺れる様な感覚に身体を包まれたのです。
視線で犯されている、
という感じもありましたし、
私自身の裸の身体が覗いている見知らぬ男の欲望をかき立てている、
という思いもありました。
どちらかというと、
後の方の思いの方が強く、
その思いによって、
私自身の欲望も、
ひとりでに湧き上ってくる様な感覚でした。
それは、
私自身、
想像もつかない怪しい興奮でした。
今まで感じた事の無い様な淫らな感覚が湧き上ってきた様に思います。
普通ならば、
急いで明かりを消すなり、
何かを纏って身体を隠し、
カーテンを閉め直したりする筈なのに、
私はそれどころか何も気付かない振りをして、
ベッドに行き、
オナニーをはじめたのです。
ここまで読んで、
あなたはどう感じましたか?
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