エロバナ~エロいお話し~

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女の武器?

目の大きな可愛いコだった。グレーのシャレた制服の女子高校生。

タクシーのハンドルを握るようになって、まだ半年にも満たないBさん(22)は、ただもう、それだけで心が浮き立った。拾ったのは朝の七時ちょい過ぎ。JR板橋駅のすぐ目の前、乗せた瞬間に行き先がわかった。学校だ。これまでも遅刻しそうになった学生を何回か、学校まで送り届けてやったことがある。案の定女のコは、埼玉県志木にある女学校の名を告げた(こんなコを彼女にできたらなァ)花のシングル。そのうえBさん、自分の容貌にかなりの自信を持っている。学生時代にタレント養成所のテストに合格した経験もある。

もっともこの養成所、応募者は全員合格の金儲け芸能学校。まぁ、Bさんが思うほどには、Bさんのルックスを営業所の連中は評価していない。

志木に向けて、環七を曲がって川越街道へ走らせる。その間、女のコは、黙りこくつたまんま。一方、ふだんは気軽に客に話しかけるBさんも、妙に彼女を意識してか、声さえもかけられない始末「彼女に、ジーと見つめられてるような気がしてさァ」何が「さァ」だ。自意識過剰、考えすぎ・・・・!

「ウソなんじゃないっスよ。ルームミラー越しに、チラッと見たらミラーに映った彼女の目と、目が合っちゃったもん。やっぱり、ずっと俺を見てたんスよ。とたんにドキドキしてきちゃって。もうアタマが、カッカ。何かしゃべりかけなきや、キッカケをつかまなきやと思っているうちに目的地に着いちゃってね。

ああ、惜しいことしたなァ、と悔やみながらメーターを倒したら、背もたれ越しに手帳の切れはしをよこしたんスよ『あとで、電話ください』可愛い声でいってさ。見たら、書いてあった。丸っぽい花文字で、電話番号。どっひゃあ~と、ぶっとびモンですよ、当然。うれしくってねえ。

つい『金はいいから』なんてカツコつけちゃって。料金3000円は出てたかなァ。そんなの惜しくないっスよ、こうなったら。

もちろん、かけました。その日の6時に。晩メシを食いに営業所に戻ったときに。彼女が書いてくれたとおりの番号をプッシュした。胸がワクワクよ。ルルー、ルル一って呼び出し音が鳴ってね、手だって汗ばんじゃってるんだ。カチャツと、受話器が上がった。相手が出た。

『ハイ、池袋警察です!』ガクッときたね。ハメられたんスよ。ねえ、俺ってバカでしょ」新手の無賃乗車。常習かも・・「あれから、池袋警察署の前を通るたんびに、思い出す。イラつくよなァ、可愛い顔してたのによォ」女は生まれながらにして、女を武器にする。








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2017/03/27 17:46 未分類 | コメント(0)
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